syun1124’s diary

18才のブログ。心理学系です。

人々はみんなブランドに執着している!ブランドに執着する心理


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こんにちは!しゅん( ´-ω-)です。

いきなりですが、皆さんの周りにめちゃくちゃブランド好き!って人はいませんか? たぶんですけど、結構いますよね?笑 今回は、ブランドにみんなが引かれてしまう心理について、書いていきたいと思います。

まず、よく目にする有機栽培と言うブランド。こうしたフレーズについ乗せられてしまう人もいるのではないでしょうか。

なぜ、有機栽培にひかれるのか。それは農薬が少ないと言う理由からですよね。まぁ、最近は商品に農薬が残っている残留農薬など、日本人は農薬に敏感になっていますね。

でも本当に有機栽培というブランドの価値はあるのか?

ミネソタ大学のウィルキンス博士は「オーガニック食品が健康によいという科学的証拠はいまだに欠如している」と言っています。しかも、ある農学部の先生も「農薬を使わない自然派食品が優れていると感じるのは妄想に過ぎない。現実には、必要なところで農薬を使わないと、病んだ農作物ができてしまい、かえって健康に悪い食品になることもある」とおっしゃっています。

どうですか? これを読むと、そんなに有機栽培のブランドを神格化したり、農薬を使われた食品より絶対的に優れているとは言えませんよね?笑 私たちは農薬=危険、健康に悪いという思い込みによって、有機栽培というブランドの価値を上げているに過ぎないと言うわけです。
まぁ、健康にいい事は事実だと思いますけどね。

あともうひとつ面白い事件があります。音楽評論家達を困惑させた「リパッティ事件」です。

昔、リパッティという音楽家がいました。1917年にルーマニアで生まれたピアニストです。彼の演奏する音楽は、一切の濁りがなく、どこまでも透明な水晶のようだったらしいです。彼は残念なことに、33歳でこの世を去りました。残された演奏の録音は少ないのですが、現在聞くことができる録音は、すべてが驚異的な完成度を誇る絶品らしいです。

そんな貴重な音源に関して、事件がおこりました。

リパッティショパンの曲を弾いた音源です。その録音には、いつもながらの孤高なまでに洗練されたメロディが聞き取れます。音楽評論家たちもこぞって「最高のショパン演奏!」と絶賛したそうです。

ところが音源の発売から数十年が経ち、意外な事実が判明します。なんと、その録音はリパッティのものではなく、チェルシー・ステファンカという女流ピアニストの演奏だったんです。

このお粗末な事件に、世界中のファンが驚きました。自分が、リパッティの演奏だと思って聞いていた演奏が、全く知らない人の演奏だったんですから笑

しかし、もっと困惑したのはリパッティではない音源を絶賛したプロの音楽評論家達です。実際彼らの対応は、二つに分かれました。

「あれはどう考えても女性の演奏だった!」という手のひらを返した意見と、「いや、やはりチェルシー・ステファンカこそが最高の演奏だ」という知名度の低い女流ピアニストの演奏に固執し続けた意見です。

このように私達はなんの根拠もなく、ほとんどなんとなくブランドがついたものを好んでしまうみたいですね。まぁ、ブランドがついたものは、優れた商品であることは間違いありません。しかし、ブランドものがあんまり決定的な根拠もなく、価値があげられていることも多いみたいですね。リパッティ事件のように、以外と私達も、会社のロゴを消したブランド物のバックと無印のバック、どっちが有名ブランドのバックですか?と聞かれたら多くの人が間違えるかもしれませんね笑