syun1124’s diary

18才のブログ。心理学系です。

他人の不幸は蜜の味 他人の不幸を喜ぶ感情は脳にプログラムされている!?


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こんにちは!しゅん( ´-ω-)です。

よく「他人の不幸は蜜の味」なんて、言葉がありますよね。これは普通に他人の不幸を、少し喜ばしく感じてしまうという私達の感情を表したものですね~ あと中学校の時とかに、国語の漢語の授業で、性悪説とか性善説とか習いませんでしたか??

性善説とは、人間が生まれながらにして人の幸せを喜ばしく感じることができる?みたいなもんでしたっけ。全く覚えていません笑 で、性悪説が、人間が生まれながらにしてなんか人の不幸を喜んでしまうような道徳に反するような感情を持っている?みたいなかんじですね。

まぁ単刀直入に言うと、僕は性悪説が正しいと思います。なぜかというと、人って他人の不幸を喜ばしく感じるように脳にプログラミングされちゃってますからね。今回は、他人の不幸を気持ちよく感じてしまう脳について、書いていきたいと思います。

放射線医学総合研究所で高橋英彦先生らが実験を行いました。ここでは、平均22歳の男女19人に参加してもらい、自分の同級生達が社会的に成功して羨ましい生活を送っているシーンを想像してもらいました。すると、脳の「前帯状皮質」という部位が活動する事がわかりました。

この脳部位は、不安や苦痛に関与する事がよく知られています。要するに相手の成功を想像して、嫉妬しちゃうってことですね~

で、この実験はさらに刺激的なことをしています。「その羨ましい同級生が、不慮の事故やパートナーの浮気によって不幸になってしまった」ことを知った時の脳活動を記録したんです。

相手が不幸になってしまったので、前帯状皮質は活動しません。しかし、興味深いことに前帯状皮質の代わりに、「側坐核」という脳部位が活動を始めました。

実はこの側坐核、快感を生み出す脳部位、いわゆる嬉しい時とかに活動する部位です。同級生の不幸をみて、心地よいと感じているんですよ笑

シャーデンフロイデという言葉があります。これは他人の不幸を喜ぶ感情のことです。

人の失敗を喜ぶといった反道徳的な行為は、世間的には最低!とか、ありえない!として嫌われている行為ですね。しかし、高橋博士らのデータは、シャーデンフロイデが私達の脳回路に組み込まれた感情であることを表しています。

どんなに表面上他人の不幸を同情する素振りを見せたとしても、他人の不幸を気持ちよく感じてしまう本心は、根元的な感情として脳に備わっている訳ですね。

さぁ、これを読んで理解していただけたでしょうか。これまで人生を送ってきて、人の不幸を目にしたことは誰しもあると思います。それが自分にとって大切な人なら大丈夫だと思いますが、そんなに関係のない人の不幸話は心地よく感じてしまう訳ですね。

人の不幸を心地よく感じてしまうって私は…みたいな人は自己否定に陥る必要はありませんよ~ だって、人間すべてが持っている感情でもありますしね。確かに学校の噂話や、テレビでマスコミが流しているニュースの数々は、他人の不祥事や不幸な噂の方が多い気がしますね~